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上映禁止となった問題作 ジェラール・フィリップ×ジャンヌ・モロー「危険な関係」4K版予告

2018年2月4日日曜日
フランス映画界の至宝、ジェラール・フィリップとジャンヌ・モローが共演、ラクロの恋愛小説を「バーバレラ」のロジェ・バディム監督が時代を置き換え映画化した「危険な関係」の4Kデジタルリマスター版が、3月24日から限定公開されることが決定、予告編がお披露目された。



原作の18世紀フランス貴族社会を現代パリの上流社会に置き換え、お互いの恋愛を報告し合うことを秘かな楽しみとする夫婦の退廃的な官能美をスタイリッシュなモノクローム映像で描く。セロニアス・モンク、当時爆発的な人気を誇ったアート・ブレイキー、ジャズ・メッセンジャーズらによるモダンジャズナンバーが作品を彩る。ジャン=ルイ・トランティニャン、当時のバディム監督の妻アネット・バディム、そして伝説的作家ボリス・ヴィアンも出演している。公開当時、本国フランスで上映禁止、海外輸出禁止となった問題作で、衝撃的なクライマックスが待ち受ける。

 外交官夫妻のバルモンとジュリエットはパリの社交界でも目立つ存在だ。しかし、実際の二人は互いの情事の成果を報告しあう奇妙な夫婦関係を続けていた。ジュリエットは、愛人だったアメリカ人のコートが18歳のセシルと婚約したことを知り、嫉妬心からバルモンにセシルを誘惑するよう持ちかける。セシルを追って冬のリゾート地まで来たバルモンは、そこで貞淑な人妻マリアンヌと出会い、本気になってしまう。

 「危険な関係」4Kデジタルリマスター版は、3月24日から、YEBISU GARDEN CINEMAで限定公開。スタンダール原作、ジェラール・フィリップの代表作「赤と黒」「パルムの僧院」2Kデジタル・リマスター版(ブルーレイ)も同時上映予定。

【作品情報】

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